インプラント

インプラントとは

  • インプラントとは、歯を失ってしまった部位の顎の骨に埋め込むチタン性のネジの事を言います。インプラント治療の大きな特徴は、入れ歯やブリッジのような違和感を感じにくく、自然な噛み合わせができるため、これまでと同じように食事を楽しむことができます。
    治療期間は4~6ヶ月と長期間になりますが、治療が完了すればこれまで通りの生活がおくれQOLが向上し健康的に過ごすことができます。

こんな方におすすめ

インプラント治療は次のような方におすすめしています。

  • 入れ歯の使用に抵抗のある方
  • 入れ歯やブリッジを使っていたが違和感を感じる方
  • これまでのように食事を楽しみたい方
  • 健康な歯を削りたくない方
  • 健康な歯を可能な限り残したい方
  • 自然な仕上がりを希望する方

このような希望があれば、まずは当院までお気軽にご来院ください。

当院のインプラント治療の特徴

オステム社のサージカルガイドOne Guideシステムの導入

当院ではアジア太平洋地域シェアNo.1のインプラントメーカーであるOSSTEM社のインプラントを使用しています。欧米のメーカーとは異なり、オステム社ではアジア人の骨格に適したインプラントを製造しています。また、インプラント埋入手術をより安全かつ確実に行うためには、インプラント埋入の位置・角度・埋入深度を治療計画通り正確に行うことが重要になってきます。そこで精密なCTデータを元にインプラント埋入をシミュレーション通りの正しい位置にアシストする「サージカルガイド」を使用しています。サージカルガイド用いることで、手術中に起こり得る神経や血管を傷つけるリスクを軽減し、適切な位置へインプラントを埋入することが可能になります。

 

One Guideシステムは、CTスキャンと連携して顎骨の三次元的イメージをコンピュータ上で確認しながら、最適なインプラントの位置を決定し、その位置に正確に埋め込むことができるオステム社のシステムです。

インプラントの骨造成

インプラント治療では、十分な骨量が必要です。骨が足りないと、インプラントが安定せず、治療がうまくいかないことがあります。そのため、骨を増やす「骨造成」が必要になること があります。骨造成とは、骨を増やすための治療法です。当院では、患者さんの状況に合わせて最適な方法をご提案いたします。

ソケットリフト


ソケットリフトは、上顎のインプラント治療で使われる骨造成の手術です。インプラントを 入れる部分が上顎洞に近い場合、上顎洞の粘膜を少し持ち上げ、そのスペースに骨補填材を 入れて骨を増やします。これでインプラントを支えるための十分な骨を確保することが可能となります。

サイナスリフト


サイナスリフトも上顎洞に関わる手術ですが、ソケットリフトより広い範囲で骨を増やす場合に行います。上顎洞の底に人工骨や自分の骨を移植し、骨の高さを増やします。特に骨の高さがかなり不足している場合に有効です。

GBR

GBR(誘導骨再生)は、骨が足りない部分に人工膜を使って骨の再生を促す技術です。インプラントを入れる場所に骨補填材を置き、それを人工膜で覆うことで、骨が再生しやすい環境を作ります。この技術は、広い範囲で骨造成が必要な場合に使われます。

インプラントを長持ちさせる再生療法

厚生労働省が認定する細胞培養加工施設

当院は、厚生労働省によって認定された細胞培養加工施設に登録されています。(無認可の医療機関での再生医療は禁じられています)

また、再生医療を歯科治療に応用することで、従来よりも痛みや腫れが少ない治療を提供し、患者様のご自身の歯や骨を最大限に活かした治療を行っています。また、インプラント治療に必要な骨が不足している場合でも、骨再生治療を行うことで対応が可能です。

再生医療とは

怪我をした際にかさぶたができて治癒するのは、血液中にある自己由来の成長因子のおかげです。当院で使用しているCGFは、患者様から採血した血液を遠心分離し、自己血液フィブリングゲルを抽出します。さらに、抗凝固剤が含まれていない自然に近い血漿であるAFGを利用し、これに人工骨を混ぜて使用します。これにより、手術後の創部のダメージを軽減し、治癒を促進し、骨再生の基盤を築くことができます。その結果、インプラントと骨の結合を強化し、安定したインプラント治療を提供できます。また、抜歯後の痛みを軽減する目的で抜歯時にも使用されます。

CGFの効果

創傷治癒促進作用

傷の治癒を速めます。

自己再生能促進作用

組織の再生を助けます。

抗炎症作用

痛みや腫れを抑えます。

止血作用

CGFには血小板が多く含まれるため外科処置後の止血を促します。

リスクの低減

自己由来の細胞を使用することで、アレルギー反応や人工骨に対する免疫反応のリスクが大幅に低減されます。CGFを使用しない場合に比べて、これらのリスクが大きく減少します。

インプラントのメリット

インプラント治療は以下のようなメリットがあります。

これまで通り自分の歯と同じように噛める

自分の歯と同じようにブラッシングが出来る

ブリッジのように隣の歯を削る必要がない

入れ歯やブリッジに比べて違和感が少ない

自然な仕上がりを希望する方

インプラント治療のデメリット

インプラント治療は以下のようなデメリットがあります。

入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長くなる

自費診療のため費用が高くなる

顎の骨を削るため外科的な手術が必要になる

術後しばらくは腫れや痛みなどの症状がある

持病によっては適用外になる

当院のインプラント治療の流れ

当院のインプラント治療の流れを説明します。

1.カウンセリング・画像診断、検査

まずは患者様の現在のお悩みをヒアリングします。そしてインプラント治療はどのような治療なのか、どのくらい治療期間が必要か、費用はいくらかかるかなどを説明いたします。

その後、お口の状態を確認していきます。レントゲンやCT検査など必要な検査を行いその結果からインプラント治療の適用かを判断します。

2.術前処置

インプラントを長持ちさせるために、虫歯や歯周病があればその処置を先に行います。

3.1回目の手術

インプラント治療は2回手術が必要です。1回目の手術では、インプラントの土台を作ります。

4.治癒期間

手術後しばらくは、腫れや出血、痛みが出る可能性があるため、しばらくは回復に努めます。また手術後の感染を防ぐために、1週間程度、抗生物質を服用します。

インプラントが骨に定着するまでは3~6か月程度かかります。この間、治療はお休みです。

5.2回目の手術

顎の骨が安定したら、2回目の手術を行います。顎の骨とインプラント体が結合したら、土台を取り付けます。処置内容によっては、この工程が不要な場合もあります。

6.人工歯の製作・装着

2回目の手術後、回復期間のあとは型取りをして被せ物の製作を行います。完成した被せ物を装着して咬み合わせの調整を行えば完成です。

7.メンテナンス

インプラントを取り付けたあとも定期的なメンテナンスが必要です。不具合を起こさないためにも、定期的に通院して歯のクリーニングとインプラントの調整を行います。

ゆめが丘歯科クリニック

〒245-0019
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